東京タクシーの付け待ちについて

東京タクシーの付け待ちというのは、お客さんをどのようにして乗せるかの方法の一つであり、鉄道の駅、空港、ホテルなどの東京タクシー乗り場で車両を停めて待ち、そこから乗りたいと考えるお客さんを順次乗せていくことを指します。利用者からみれば、道路脇で手を上げて停めるのではなく、どこかの東京タクシー乗り場から乗り込むことが付け待ちになると言って良いでしょう。この付け待ちのメリットは、待ってさえいればそのうち確実に自分の順番が来るということです。街中を走らせて手を上げた人を乗せることを流しと呼びますが、これは、時と場合によっては全くお客さんがつかまらないということもあり得ます。ですが付け待ちの場合、駅や空港、ホテルなどではそこから東京タクシーを利用したいと考える人が一定数常に発生することが予想されますので、待ってさえいれば確実というメリットはあるわけです。

ただ、これは十分な売り上げが得られることを保証する訳では決してありません。数十分とか、1時間以上も待って確かにお客さんは乗ってもらえたが、距離は短かったということは十分にあるからです。こういうことが続くと、それこそ待ち時間が無駄なものになってしまいます。また、お客さんが一定数発生するということは、ライバルとなる別の東京タクシーも多いということです。人気のある場所はそれだけ待ち時間が長くなる可能性が高いわけです。

ということで、少しでも多くの売り上げを付け待ちで上げるためには、できるだけお客さんが多く、ライバルが少なく、また長距離客の多い場所を狙う必要があるでしょう。一つの考え方ですが、同じ場所であっても、時間帯や曜日によってお客さんの数が違うということは十分にあります。例えばホテルであればチェックアウト時間前後が多くなるでしょう。また、ホテルであっても例えば外国人ビジネスマンの多いところでは、チェックアウト後にターミナル駅とか空港まで直行したいと考える人が多かったりします。同じ外国人であっても観光客主体のホテルでは、そこまでお金に余裕がなく最寄り駅までしか乗車しないことも多いかもしれませんが、会社の経費を使って海外出張をするくらいのビジネスマンであれば、地理に不慣れな日本において時間を節約する意味でも東京タクシーを利用して目的地まで一直線に行きたいと考える人が比較的多くなるでしょう。このようなコツや経験を積み重ねることが付け待ちで多くの売り上げを得ることにつながります。