車の運転が好きで、人との会話などを含めた接客が好きな人に最適なのがタクシードライバーですが、その中でも東京を営業エリアにしている東京タクシードライバーは他の地域と比べると平均年収が高めなので、東京タクシードライバーへの転職を考える人も多くなっています。ただし、平均年収が高めといっても歩合制を導入している会社で東京タクシードライバーに転職したときには、大きく稼げる反面、さぼれば収入は下がることになる、固定給の会社に転職したときには一生懸命営業を行っても受け取れる金額が一定など、どちらを選ぶべきか迷う人も多いのではないでしょうか。歩合制の場合は日々の売り上げを伸ばせば、増やした分だけ自分に戻って来るのでやる気を持つ人などは歩合制のタクシー会社を選んで東京タクシードライバーになるのが最適といえましょう。
東京タクシードライバーの場合、2交代制などを採用している会社も多くありますが、2交代制の場合は早番や遅番などの種類があり、早番は朝出庫して夜中に車庫に戻るもの、遅番は夜出庫して翌朝車庫に戻るものなどの違いがあります。勤務形態はタクシー会社により異なり、2交代制の場合もあればいずれかを専門に勤務する形になっているタクシー会社もあるなど様々です。東京のタクシー会社の場合、都心部などでは真夜中もタクシーを利用するお客さんが多い関係から隔日勤務を採用しているところも多くあります。隔日勤務では早番(午前6時から翌日の午前2時もしくは午前3時まで)、中番(午前10時から翌日の午前6時もしくは午前7時までの勤務)、遅番(午後1時から翌日の午前9時もしくは午前10時までの隔日勤務勤務)の3つの乗務シフトを採用しています。
今までサラリーマンだった人が東京タクシードライバーへの転職をしたとき、隔日勤務がどのようなものであるのかを事前に理解しておかないと途中で体力的な要因で続けることができなくなる恐れもあるので注意が必要です。なお、休憩時間はサラリーマンのように何時から何時までのような取り決めはなく、早番で午前6時から翌日の午前2時までの勤務のときには、好きなときに2時間分の休憩を入れる、午前3時までの勤務のときには3時間分の休憩を好きなときにまとめて入れたり、1時間を3回にわけて休憩することもできるといいます。タクシー会社により早番の出庫時刻は変わりますので、東京タクシードライバーに転職するときには、どのような勤務形態になっているのか、しっかりと見極めるようにしましょう。