東京タクシーで高額単価を得るためには

東京タクシーで高額単価を得ると、ただそれだけでほぼ一日のノルマを達成することができたりすることもあります。東京タクシーの場合、高額単価とは即ち長距離を乗ってくれるお客さんということになりますから、高額単価を得られるお客さんのことをロング客と呼ぶこともあります。ロング客を得るのは東京タクシードライバーの誰に取っても一つの目標ですし、それを得たときには一種の快感で、おもわずこっそりとガッツポーズをしてしまうかもしれません。もちろん配車を別にすれば確実に高額単価を得る方法などありませんが、その可能性が高い方法というのはあります。東京タクシーの場合、可能性が高いのはどういうパターンでしょうか。

そもそもタクシーは移動手段として電車やバスなどの公共交通機関に比べると割高であることは動かしがたい事実であり、割高さを差し置いても東京タクシーを使いたいという動機がお客さん側にあることが必須です。この動機にもいくつかの種類がありますが、分かりやすいものは電車やバスなどの公共交通機関がない時間帯でしょう。深夜、終電後に都心の繁華街から郊外の自宅に帰ろうとするお客さんがこれに当てはまる一つの例でしょう。一方、ちょっと別の動機として、お金が十分にあるという点も重要です。そうでないと、終電を逃さないように早めに宴会を切り上げたり、たとえ東京タクシーを使うとしてもせいぜい数千円レベルの距離に留まったりして、高額単価とは呼べなくなってしまうからです。

お金が十分にあるというのは、結局個人レベルではなく会社のお金を使える人、そのような人が集まるところと考えて良いでしょう。これはもちろん深夜の繁華街もあるでしょうが、都心部のオフィス街というのも十分に考えられます。宴会をしていた訳ではなく深夜まで忙しく残業し、帰りの電車がなくなってやむを得ず経費で東京タクシーを使って帰宅するお客さんを乗せられる可能性の高いオフィスビルというのはあるはずです。また、お金という観点では、日本を訪れる外国人のビジネスマンも大事でしょう。海外出張ができるくらいですから会社の経費は十分に使えるはずの人であり、また地理に不安がある上に少しでも時間を節約したいとなれば、それこそ電車やバスが動いている日中の時間帯であっても高額単価を得られる可能性があります。この場合は、空港とか新幹線のターミナル駅と、都心のオフィスや郊外の工場を結ぶルートになることが多いでしょう。